05214-180802 2枚のMacBook Airから2枚のiMacへ情報を移行する作業はほぼ全自動
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恩師、島田晴雄先生（首都大学東京理事長・慶應義塾大学名誉教授）の研究室でお二人の秘書さんが使っている2枚のMacBook Air 13インチから2枚のiMacに環境を移行するご依頼。秘書さんたちが研究室にいる時間内に作業を終える必要があります。 10時過ぎに研究室にお伺いして、27インチ iMac 5Kを開封。
本当に薄い。1枚、2枚と数えるのがふさわしい。1998年に初代iMacが発表された時、そのグラマラスなボディが衝撃的だったけれど、そのiMacがこんなに薄くなるなんて、当時誰が想像できたでしょう。
iMacの電源を入れ、研究室のWi-Fiに接続し、他のMacから情報を転送するオプションを選択。同時にMacBook Air 13インチで「移行アシスタント」を起動して、他のMacに情報を転送するオプションを選択（「移行アシスタント」は「アプリケーション」フォルダの「ユーティリティ」フォルダの中にあります）。
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共通の数字が表示されたことを確認して続行。あとは待つだけ。
その間に秘書さんが買ってきてくださったネパール料理のランチ。写真は2人前でshio.icon1人分です。大変美味しい。
有線接続して情報を転送すれば最も早いのですが、最近のWi-Fiは速いのでWi-Fiでもいいでしょう。ルータを経ずにMac同士が自動的に直接無線でつながって、情報が転送されます。
Wi-Fi経由で中身の全データの送信に3時間近くかかったけれど、終わってみれば100%、さっきまでMacBook Airで作業していた状態がそのまま再現されて完璧。置いてあったファイルの位置やウィンドウの位置まで以前のまま。Macでは普通のこと。
唯一、HHKB Professional JPのドライバのためにPFU製アプリをシステム環境設定の「セキュリティとプライバシー」で「許可」する必要があった以外、何もすることなし。Macは新品を購入したあとが楽々。およそ何もすることなし。素晴らしい。
起動したiMacのOS Xが最新バージョンに更新されたあと、秘書さんに普段やっている作業を一通り行ってみていただきましたが、本当にな〜〜んにも変わっていなくて拍子抜けするくらい「今まで通り」。本体を買い換えてもすべてが「今まで通り」ということの絶大な価値よ。
結局、秘書さんたちの業務が止まったダウンタイムは3時間ほど。そのあとは平常通りの業務を再開。何事もなかったかのような研究室。
しばらくして声がかかりました。
「そういえば塩澤さん、以前教えていただいたScrapbox、すごく便利で使っていたのですが、元に戻れないのが不便で、最近使ってないんです」 彼女が開いて見せてくださったScrapboxを拝見したら、おびただしい数のページ。島田晴雄先生がお書きになる原稿、お手紙の類が、ズラ〜〜り。これはすごい。本当にちゃんと使ってくださっている!! 以前はEvernoteで行っていた作業をすべてScrapboxに移行したとのこと。お二人の秘書同士で仕事の共有、共同作業も完璧にできる。
「元に戻れないとは？」
「直前の操作を編集メニューで取り消して……」
「command+zで好きなだけ戻れますよ」
「わ、ホントだ‼︎なんだぁ〜、それならまた使います!!」
なるほど。操作の取消しをブラウザのメニューから操作しようとする人もいるのは盲点でした。Scrapboxはwebアプリなので、Google ChromeやSafariといったブラウザで開いて操作するから、画面上部のメニュウバーにあるメニュウはすべてブラウザを操作するコマンドであって、そこで開いているScrapboxに対するコマンドではない。でも普通に使っていると、あたかもScrapboxのメニュウかのような錯覚を覚えるのでしょう。納得。
かくして、島田研究室のMac環境、最新になりました。今までMacBook Air 13インチに24インチのモニタを接続して行っていた作業が、27インチ iMac 5Kによって広々。動作もサクサク。
Macの進化、そしてScrapboxの進化、ありがたい。
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[2018/08/02